飛ぶ仲間:那須野の二本の矢

NPO立航博は飛行機だけでなく、空を飛ぶ物には全て関心があります。

ここ那須野が原も古の空飛ぶ伝承があります。その一つが都から逃げ飛んできた悪狐。

その九尾狐退治の勅命を受けた那須野の領主、須藤権守貞信は那須湯泉(ゆぜん)神社に祈願し、湯泉大明神から二本の鏑矢(かぶらや)を授かる。一本は妖狐を射止め、もう一本はご当地出身の那須与一(十一番目に生まれたので余一とも)が受け継ぎ、源平屋島の戦いで揺れ動く舟上の的、扇に見事に命中させ散らせます。

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これは別の神社で売っていた鏑矢を模した神棚用。

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栃木県那須町那須岳の中腹にある那須湯泉神社参道にある鳥居、扇の要を表すしめ縄が張ってあり那須与一に想いを馳せることができます。