八月十三日の神鷲

77年前の今日、8月13日は旧日本陸軍那須野飛行場』(現・埼玉地区)から陸軍最後の特別攻撃隊鹿島灘沖に集結した敵の艦艇に対し体当たり攻撃を行った日です。

『神鷲・しんしゅう』とはこの攻撃隊に与えられた名前です。当日の18時半ころ攻撃機から《ただいま突入》の打電があり、海軍の偵察機により2条の大火柱が上がるのが確認されました。

飛行場跡に立つ那須野飛行場の記念碑(埼玉地区) 跡地は宅地や牧畜農場に変わりましたが記念碑の周りは草が生い茂り《夏草や兵どもが夢の跡》そのものです。

特攻で亡くなられた3名の御霊に那須の名酒『天鷹』をお供えしご冥福を祈りました。

77年前の8月13日が今日のように台風の接近で大荒れの天気であれば出撃は行われず、3名の搭乗員は2日後の終戦を経て後の世に立派に貢献する人生を歩まれたと思われます。存命であれば100歳になります。

死を賭して国の繁栄を願い、家族の幸せを願いつつ散華した3人の御霊は今の日本を見て何と思うのでしょうか。