那須岳について書かれた古い本には狢(ムジナ)、九尾狐、天狗、イモリの化物などと共に仙人も出てきます。この本によると那須湯本の南を流れる『高雄股川』上流奥深く、その棲家があるという・・・
ということで那須地人会では仙人に会いに出かけました。発電所跡と思しき地点から川に入り本に添付された絵図を見ながら遡行開始です。
きれいな小滝が連続します。
これは絵図にある『魚止滝』か?
しばらく行けば大岩の下によどみがあり、何やら不気味な雰囲気を感ずるところに出た。
対岸を見れば大きな穴が開いていました。ここが絵図にある『仙人窟』に違いない。
幅は目測で30m位、本の記述は91年前なのでこの間、地震その他で大きく上部が崩れ落ちています。
仙人は圧死してしまったか?
開口部から内部を見れば奥行き3m位、仙人の姿はない。