NPO立航博 那須工房では昨年11月、不動状態で搬入された1969年型・トライアンフ・ボンネビルの復活作業を始めています。
40年間不動状態であったのでピストンが固着してキックが降りずヘッドを外してみました。
左側のピストンがシリンダーに固着していました。たっぷりとシリンダー内に浸透液とオイルを注ぎ3日間浸した後、ピストンに当てた角材をハンマーで軽く叩き、次に右のヘッドも叩きます。無理をすると無用なダメージを与えてしまうので慎重にです。
これをゆっくり3日間に亘り何度も行いやっとピストンを下げることができました。
次なる伏兵は・・・クラッチ板の固着、ではクラッチを分解してみましょう。
蓋を外すとこの通り、分解するには特殊工具が必要なので作ります。