エア ・ レース

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 アメリカのネバダ州リノで毎年9月に行われるプロペラ飛行機によるスピードレースは今日が最終日です。 各クラスのバトルでどの機体が、誰が勝利者に輝くか・・・。
ところで先にご紹介したリノ・エアレース 『Thunder Over Reno』 の映画の主演はトム・クルーズさんでなくホーク・ヤンキンスさんです。 ストーリーは女性レースパイロットを絡めたラブロマンスみたいです。 放映は来夏とのことですが、正統派?レースファンにとって内容が何か軽薄な感じがし過去のレースで先人が築き上げてきた数々の実績を愚弄するような気がします。
さて今回は飛行機の国アメリカで行われていた別のスピードレースについてです。 リノ・エアレースでは約15キロの楕円形コースをパイロンに沿って左回りにグルグと低高度で飛びスピードを競いますが、1949年以来開催を停止している一定距離間 (カリホルニアからオハイオ州クリ-ブランド間3277キロ) をいかに速く飛ぶかといったベンディクス・トロフィーレースもありました。 出場機にはP-51ムスタング、 P-38ライトニング、 モスキート、 B-26マローダーなどで、当時有名な飛行家ポール・マンツさんはP-51C型で1947年に平均スピード737キロで新記録を打ちたてました。ガソリンはいっぱい積み込むため燃料タンクに冷やして入れたそうです。
下の画像はポール・マンツさんの乗機レースナンバー46 (後にExcalibur Ⅲとして活躍、現在スミソニアン航空宇宙博物館 Steven F Udvar-Hazy Center に展示)