飛ぶ仲間:雉(きじ)

イメージ 1

昨日、東京小平市にある武蔵野美術大学で初公開された狩野探幽の「花鳥図屏風」を観てきました。
他に鳥の絵が何点か展示されていましたが全て黒目の部分が中央に描かれていて鳥の感情がでていません。御用絵師として記録図鑑も手がけているからでしょうか。自由で大胆な筆使いの浮世絵師・葛飾北斎の描いた花鳥画の鳥とは趣が異なります。宮仕いと市井の自由絵師との差でしょうか。
 
御用絵師:幕府などに仕え様々な御用、すなわち注文された仕事を勤め俸給をもらう職業絵師。狩野家は
     室町から江戸時代まで400年も一大勢力を維持した幕府お抱え絵師。
画像は今回の企画展の案内書です。(1,000円也)