八十八年の歴史を刻んだ東京の立川飛行場、伝えていくものは何か、どの様に伝えるか・・・・・参考になるのはアメリカのEAA(自作機協会)。 EAAではパイロット数の激減を危惧し次世代へ空を飛ぶ楽しみや飛行機を作る意欲を持ってもらうためいろいろな体験を子ども達に提供しています。 このような試みには必ずスポンサーが付き協力しています。 その一つ、EAA 『ヤングイーグル・プログラム』 の飛行体験に参加した子ども達の感想は・・・
“全てが驚きです、空中にいて全てがすっ飛んだ”
“少し怖かったけど、今は空が好き、また飛びたい”
“飛行は最高の感じ、たくさん学びました。 パイロットになれないと思っていましたが今多くの可能性があるこ
とが分かりました”
などなど。
このプログラムでは既に150万人の子どもが空を飛びました。
NPO立航博はまだ組織力も弱くEAAに遠く及びませんが、せめて立川飛行場の歴史を綴った本をご紹介させていただきます。 画像左から 三田鶴吉著 『立川飛行場史』 大文堂印刷(株) 〃 『立川飛行場物語』 けやき出版
NPO立航博が聞き取りで調べた戦後の米軍立川基地飛行機墜落事故の一つ、滑走路北延長線に位置する農家にジェット戦闘機が母屋前の直径80センチの樫ノ木をへし折って突っ込んできた、その機種は不明、があります (何だったんだろうとずっと思っていました) 先日読んだ (画像中央) 『砂川闘争の記録』 のなかに ≪1951年秋F-80ジェット戦闘機が朝鮮へ出撃の際○○○○さん宅の納屋に突っ込み、欅の大木に激突した≫ とありました。 へし折られた木が樫と欅の違いはありますが○○○○さんの名前がこちらの記録と同じでしたので同一と思います。 それにしても59年前の出来事ですら雲散霧消 調べる術は薄れています。 ロッキード F-80シューティングスター(流れ星) 戦闘機。