那須野が原を高み
からしばし見下ろしていると、谷の上昇気流に乗り一羽の鷲が下方よりグングン高度を上げてあれよあれよという間に天空に達した。
その後大きくサークルを描き始め、
くるりくるりと優雅な舞を披露してくれた。 人間には絶対叶わぬ素晴らしい
空中遊泳・・・・・この鷲は神の化身か
那須岳の下方、9キロ先には70年前、旧
日本陸軍の
那須野飛行場 (埼玉飛行場とも) がありました。
ここで昭和20年5月10日、
特別攻撃隊が12隊編成され 【神鷲 (しんしゅう) 特攻隊】 と
命名されました。
敗戦の二日前、神鷲隊隊員3名が
鹿島灘沖の敵艦船に突入し3名の搭乗員が亡くなっています。
‟ そうか、見たのは神鷲の鎮魂の舞か・・・ ”