立川基地

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先の大戦立川飛行場駐留米軍進駐軍)の基地となり飛行機の墜落もありました。今から55年前昭和28年のダグラスC-124グローブマスター(地球の支配者)輸送機の墜落は当時航空史上最大の事故と報じられました。
同年6月18日視程4キロ小雨の降る立川飛行場を離陸したグ機(51-0137)はエンジン1基が故障しパイロットは管制塔へ無線で“エンジン1基止まった、飛行場へGCA着陸で戻る”と伝えました。しかしフラップが適切に作動せずコントロールは失われスイカ畑へ墜落炎上しました。7名のクルーと日本で休暇を過ごし韓国へ帰る将兵122名全員が亡くなりました。墜落地点は飛行場の北東5.6キロ小平町小川四番(現1丁目)で7月25日の小平町報には被害概略・畑約三町歩,立木約百十本,その他建物設備等と載っています。
当時を知る人は小雨の中、南から鈍い轟音がし青梅街道のイチョウの木をなぎ倒し墜落したと話していました。上空からの写真で見ると特徴のある翼端だけが残っています。
上の画像は雨のグローブマスター、当該機かどうか分かりません。下は現在の小平市小川1丁目です。

注)GCA(グランド・コントロール・アプローチ):地上誘導着陸方式
  フラップ:つばさの一部を動かし揚力を高める装置