飛行機探しの旅  その2

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 先日グーグルアースを使ってミス・ビードル号の航跡を立川飛行場から青森県の淋代海岸まで辿りました。 今日は、いよいよ太平洋初横断飛行に出発です。 本州以南が出発点と定められいるので、その条件で少しでも米本土に近く、また、長く離陸滑走距離が取れる (2.200メートル) 場所は淋代海岸が適地でした。
さて、燃料はドラム缶17.5本分を積み、ビードルオイルの空き缶に食料,魔法瓶の紅茶,青森のリンゴを入れます。 飛行機の準備は地元の人たちの応援を得て万端に整いました。
そして、絶対忘れていけないのは天気の情報です。                             
                                                                      出発地の天気  東北は高気圧の中で、今朝のむつ地方は南西の風,晴れ,11度(離陸には支障なし)
通過予定地点の天気予報、襟裳岬   (釧路地方は南東の風,晴れ,風力3,気温11度)
                  納沙布岬  ( 根室地方は概ね晴れ、所により雨,南西の風,風力3,気温11度)                    ウルップ島 ( 気象通報、現在なし)
                  松輪島   (    〃       )                                                 幌筵島のセベロクリリスク   (西の風,風力3,晴れ,気圧1027hPa,気温6度)   北海道中央部に帯状の雨雲があり東へ進んでいますが、これが国後島付近にかかる前にビードル号はその先に進んでいます。 しかしオホーツク海に低気圧があり東へ進んで来ました。 ビードル号は千島列島沿いに飛ぶので低気圧は先に早く列島を通過してほしいのです。   “ それでは出発! お世話になりました ”  エンジン快調、重いのですがだんだんスピードが増してきます。 途中2回バウンドしやっと離陸しました。 機首を風向き南西に向け一気に高度を取り右旋回し地上の人々に挨拶します。 そして北東に向けて海に出て遥かアメリカ本土を目指します。
画像は淋代海岸とビードルオイルの空き缶 (NPO立航博保存資料) です。