何を残し伝えるか

 東京の郊外立川飛行場、ここは既に開設から88年日本一長い歴史がある飛行場です。 それなりに数々の航空史が刻まれてきました。 私たちNPO立川航空宇宙博物館 (大仰で名前倒れですが) はこの地に残る広大な国有地 (留保地) に国立航空宇宙博物館の建設を願い長く活動してきました。 しかし弱小NPO法人では本来の目的を遂行するには甚だ困難な状況です。 飛行機は戦前、戦中と比べ現在日本ではマイナーな存在、総意を得ることが出来ず徒手空拳。 
 ここ立川市にはかつて大きな飛行機製造会社がありました。 65年前この会社で飛行機製造に携わっていた人も立川におられます。 この方の貴重なお話を伺っているとNPO立航博は何を残し何を伝えていけるか ・・・・・いつもこの命題に辿り着きます。 
 画像は最近NPO立航博が収集した航空史料 『ザ・ガードマン/空中アクション篇』 企画販売 : (株)スパック です。
今から42~45年前の作品で最初は白黒画面で飛行機の色が分かりません。 
出演機は仏製モランソルニエ・ラリ, パイパー・ペーサー, スチンソンL-5センチネル, 富士重工FA200 (宙返りや横転の妙技が観られます) これらの飛行機の映像は非常に歴史的価値があります。 
 
 “おっと!忘れていた”・・・・・セスナ170型 も三作品に出演です。 登場のJA3014は現在NPO立航博でレストア中です。 58年前製造のビンテージ機なり。イメージ 1