輪廻転生

 先日届いたアメリカの航空雑誌にオハイオ州に住むウォルター・ソプラータさんが最近亡くなったと載っていました。 写真も掲載されていて初めてお目にかかりました(写真に撮られるのは大嫌いと思いましたが)       ソプラータさんは一般的にいうと風変わりな頑固老人として受け止められてしました・・・昔、用途廃止でスクラップになる運命の軍用機を何機も手に入れトラックで何十回も家まで運び保存、その中に非常に珍らしい飛行機も含まれていたため近年レストア業者垂涎の的になり見直され(?)たようです。 ソプラータさんはこの風潮を見抜き、またぞっこん自分の飛行機に惚れ込んでいたので当初は1機も売らなかったそうです。 しかしクレジットカード支払いに困難をきたし、とうとう XP-82ツインムスタングを手放しました。  
ご自身では惚れた飛行機をレストアする余裕も無く共に歳を重ねるだけになってしまったのでしょう、しかしソプラータさんが今日までこの飛行機を保存していたため、その結果、現在レストアが進められ次世代に継承されることが出来るのです。                                                              ≪ソプラータ精神は不滅≫ ご冥福をお祈りいたします。イメージ 1
 画像は生産型のノースアメリカンP-82ツイン・ムスタング機 (プラモデル)イメージ 2
 ソプラータさんはこんなジェット戦闘機も保存していました。 この飛行機はどうなるのでしょうか。