軽薄短小

 画像は先日近くで見つけた新幹線(現在図書館として使われているようです) 下を覗くと車輪周りにゴツイ鉄で出来たいろいろな構造物が見えます。                                                “すごいなあ、しかし何かビルとか橋の基礎組立てに似ているなあ”                            “それか昔の大型アメ車みたい”イメージ 1イメージ 2
新幹線は旧海軍航空技術廠にいた飛行機屋が戦後開発に携わったとのことですが、このゴツさは機体を軽くするため重量を1グラムでも減らそうと腐心した技術者達が今度は高速走行時のダウンフォースの必要からか重さを考慮した設計にしたからでしょうか。 実際飛行機のように肉抜きした構造物は見当たらず全てが厚く重そうです。 各部を締め付けるボルトもナットも建築用みたいにゴツイのです。
 ところ変わり戦後のドイツではメッサーシュミットKR200という3輪自動車を作りました。 NPO立航博では以前同型車をレストアしたことがありますが作業を進めるうちこれは飛行機屋の開発した車ではないと思いました。
これに対し我が国で戦後開発された富士重工の軽自動車スバル360はさすが(元)中島飛行機の飛行機屋の設計だけに感心するするところが多いのです。                                        ≪軽く、薄く、短く、小さく≫ スバルと飛行機に共通するこの言葉・・・・・最近は人間にも当てはまるようですがイメージ 3
 これはNPO立航博保存の新幹線・・・・・ではありません。 双発機の機首部です (子どもさんが新幹線とよく間違えます)