先日、東京の西 八王子市にある日野自動車博物館 【日野オートプラザ】 へ行ってきました。
2階展示場には日野自動車の前身東京瓦斯電気工業が73年前製造した赤い翼の航研機 (周回飛行距離の世界記録達成) の搭載エンジンと同型が置いてありました。 航研機のエンジンは元になったBMW9型を燃料消費量を減らすため希薄混合気型に改造、改造の一つが空気冷却排気バルブ。 ということで中空の排気バルブ軸へどこから空気が送り込まれどこへ出て行くのか? 詳しく知りたかったのですが展示エンジンは同型ということで改造は行われていないのです。
左は外された排気バルブ冷却用送風機。 右は航研機について書かれた本(著者/富塚清 発行 :三樹書房)
著者の機微に富んだ文章は硬い工学書でなく文学書を読んでいるみたいで機械が苦手の人にもお勧めです。