デアゴスティーニ社 『零戦をつくる』 に喝ッ!

 各地で被害をもたらした台風6号も去り今日は台風一過晴れて気温も上がってきました。 NPO立航博近くの残堀川は水かさが増し恐ろしい濁流となっていましたが、今日は全ての芥を流し去りかつての清流に戻りさらさらと流れています。 自然界には浄化作用がありますが人間界は何時までたっても ヘドロ ドロドロ ドンドロリン。
さて、ゼロ戦おじさんに頼まれ組立てしているデアゴスティーニ社販売 『零戦をつくる』 今号にはエンジン後部組合せがあります。 組立てガイドを見てオジさんは遂に不燃焼ガスを噴出してしまいました。    
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 こんなにリアルにな組立て部品を提供してくれるデアゴスティーニ社さんなのですが写真右の黒い磁石発電機を 【気化器パーツ】、写真左手前の黒い筒状の電動慣性起動器を 【過給器部品】 としたり・・・・・このシリーズが参考としている文献にはちゃんと記述されているのですがねぇ。 ついでに ≪この電動慣性起動器 (文中では過給器部品) 側面にある円形の突起は、おおよそ写真の位置にする≫ ・・・・・ と全く説明が無くただ突起を右下へ向け取付けるとしています。 “ なぁ~ぜだ?”
零戦をつくる』 に挑戦している皆さん、このヘソはエンジンを手動で始動する際に 『起動器手動ハンドル接手』 を外部から差し込んで勘合させ弾み車をグルングルンと回すためにあるのです。 
ちなみにヘソのズレ角は三寸下ではありませんぞ、右下方向60度なり。 以上ヘソ曲がりオジさんの60度憤慨でした。イメージ 2
 あっぱれな出来上がり、上から充電用発電機、真空ポンプ、高圧油ポンプ、プロペラ調速器、機銃傳動装置接手、電動慣性起動器、燃料ポンプ、自轉油漉、高度弁自動装置、気化器、等々が見事に再現されています。
しかし残念ながらこれら部品の名称や説明はありませんでした。 泣いても笑ってもあと1号 (100号) でおしまいなり。