那須野のチョコレート

 NPO立航博 那須工房から那須のお山は直ぐ目の前、崖を下り那珂川を渡ればもう山の中、サルや鹿それに夜ブタ (イノシシ) に出くわします。 
那須工房の管理人は泊り客用の食料調達に15キロ下って黒磯の町へ行きます。 ついでに寄るのはチョコを自作している小さな店、一見すると田舎の漬物屋みたい、この店、地元でもあまり知られてない様子。 
チョコは10種くらい、どれも試食でき、今回はビター味をつまみ、買ったのはミルクチョコ一袋、いっぱい入っていて、しかも安くておいしい。イメージ 1
 一つ12グラム、この重さ宇宙の中性子星より重い、何故って、これを作っている店の主人の人生訓をこの味の中に学べる。 ご主人は今年90歳、 昭和19年難関の海軍乙種飛行予科練習生(予科練)に合格し三重海軍航空隊へ入隊。 既に戦局は切迫し、遺書をしたためて覚悟の入隊・・・・・・
 戦後生まれの飽食児童で他人を顧みない自意識過剰の無頼俗人の私めにはこの心境は何と比較して何に値するか・・・・・答えが出ない
この方の戦後の来し方は戦争直後はまだ子供でしたが、帰る家もな無く仕事も無いという状況で親身に助けてくれた方面委員(今の民生員)や他人からの恩を忘れず、生計が落ち着くとライオンズクラブ、民生児童委員を長くやられた・・・・・ここに根源的な答えがありそうです。
  そう、それは ≪ 人 情 ≫ 
                                                                                                         さて、もう一つチョコをありがたく味わってみましょう。