那須岳の天狗伝説・その2

那須地人会では丁丁(とうとう))と天狗が大木を伐る音を聞きたくて、この天狗伝説のある『遠戸ノ森』へ小澤名沢を遡行してみました。この沢は太古の昔に噴火した跡の火口瀬でここを登れば天狗様がおられるか・・・

沢の途中から山麓の別荘地へ続く取水パイプ、周りに散らばるのは剥がれ落ちた発泡スチロールです。誰も気にせずして片づけない。

しばらく登るときれいな小滝が連続します。

高度を上げていくと展望が開け白笹山のなだらかなラインが見えてきました。

引き返し地点です。今回は到達地点を確認するため高度計を持っていきました。

何時も地図と磁石だけでナビは持っていません。もっともナビは深い谷間では電波が届きづらく位置確認は難しいとのことです。

到達地点高度は1340m(画像の高度計はフィート表示です)。 目的の『遠戸ノ森』まであと190mでした。

天狗様にまた笑われてしまいました。

回収したゴミ。コーラの500ccの瓶、何でこんな山奥まで持ってくるかねぇ・・・

那須岳の天狗伝説

那須地人会は先日、天狗伝説のある『遠戸の森』に尾根筋からでなく沢を遡行し近づいてみました。

この『櫃沢・ひつさわ』を詰めます。奥の高嶺は南月山。

櫃沢の取付き地点。水流は無し。

どこから転がってきたのでしょうか、巨岩が行く手を阻みます。

沢の両岩壁が狭まり二段の滑滝が現れました。高さ2.5m位あり乗っこせず、

今回はここまでとしました。

黒尾谷岳と南月山を結ぶ稜線が見えてます。多分天狗様は登ってくる じじいを見て笑っていたことでしょう。

回収ゴミです。こんな山奥にもあるのです。

三斗小屋宿跡の環境整備

少し前、那須地人会では『北那須ボランティアクラブ』が行った那須岳の山懐にある『三斗小屋宿跡』の環境整備作業に参加してきました。

宿跡の象徴的存在『大日如来像』です。

倒壊したままの石碑、刻まれた文字を読みたいと思いました。

この木柱には《高林尋常小学北校板室分教場三斗小屋仮教場跡》と記されているのか?

風化して文字が読めません。かつてここに、小さな小学校がありました。

午後は昔の信仰登山 行者道を辿り俗界と聖界を分ける『シズノ平』まで現状確認に行きました。

崖を下り苦土川へ

川岸を進み

川を渡ります。

三斗小屋宿跡から茶臼岳の眺めです。

   《 皆さん! 三斗小屋宿跡の清掃作業に参加しましょう 》

那須地人会の活動

那須地人会は昨日那須千振地区で行われた『丑寅市』へ紙ヒコーキと音楽で参加しました。

丑寅市の開催セレモニー・・・鯉のぼりを揚げる。

天気は快晴、すがすがしい風が吹く中、人々が来場しました。バックは那須岳です。

『積み木広場』子供たちの発想によるいろいろな組み立て造形です。

NPO立航博は子供たちに紙飛行機を提供しました。

みんな上手に楽しく飛ばしました。

ギターとバンジョーです。

コード表を見ながらバンジョーの試し弾きです。

昼からは主催者の方がバンジョーで、那須高原にピッタシの♬ ”ブルーグラス音楽” を披露しました。

次回『丑寅市』開催は9月3日(日)です。音楽の好きな方ぜひお出かけください。

  《子どもたち、またお会いしましょう》

那須岳・白湯山信仰 登拝

先日、那須岳の北、下郷町の方より喜ばしい便りが届きました。

今夏、会津中街道(松川通り)の新発見した部分を含め松川宿から大峠を越え板室宿まで山岳トレッキングを企画するようで、三斗小屋温泉で一泊し次の日は廃れて久しい白湯山信仰の御宝前を経てゴール地点までの一泊二日コースが案として示されています。

ということで、図書館へ行き参考文献を借りてきました。右は『下野国那須岳白湯山信仰に関する歴史地学的研究』日本女子大学文学部史学科  新制51回生 廣本祥子さんがまとめた論文です。実にためになる内容で勉強になります。

これらのことを踏まえ白湯山信仰の行道復活となれば三斗小屋宿跡周囲の環境も整備され、自ずと歴史も再認識し次世代へ継承することができます。

それでは今何が肝要か、夏のトレッキングに備え参加者を多く募ること、ちなみに江戸末期の白湯山開山日には1,008人の参詣者が各地より訪れたそうです。現在は一人もいないのです。

 

バンジョーで ♬ "埴生の宿"

♬埴生の宿(Home Sweet Home)を那須高原で奏でようとバンジョー(西洋三味線みたいなアメリカの楽器)を入手し練習を始めて1ヶ月、どうにか譜面(TAB譜という)の通り、超スローではあるが最後まで音を出せるようになりました。

が、曲の旋律が全くできてない、譜面は18小節で繰り返し部があるので9小節弾ければ何とかなるのだが簡単にいかない・・・参考にYouTubeを観てみましょう。

仕事を終え酒を飲みながらベンベンと弾けばボケ防止にもなるでしょうか、

月見草は富士山、バンジョー那須高原が似合うと思いながらベンベン。

那須高原 子ども劇

那須地人会では子ども劇の脚本(とはお世辞にも言えないが)を完成させました。

地元『殺生石伝説』をパロディー化し子供も大人も一緒に楽しく笑える筋書きで、30分くらいの寸劇です。

次は実際に演出するにはどうするか、まだ検討する課題が沢山ありそうです。