飛行機の復元時間

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画像は11年前の飛行機雑誌 「AIR CLASSICS」 です。 表紙は米海軍チャイナレーク射爆場に奇跡的に残っていたボーイングB-29爆撃機です。 射撃訓練の標的に使われていましたが、ほとんど原型を保っていたようです。 レストアを望む人の努力がかない、ついに砂漠から救出されました。 星条旗パイロット席の窓に掲げ牽引車に引かれ荒地から脱出しました。 その時 “こちらチャイナレーク管制塔、B-29ー6972 滑走路21を通行する許可を与えます” と粋な無線が入ります。 管制官も皆が仲間なのです。 このB-29が20万時間以上の復元時間をかけ、いよいよ完成に近づいています。                                     ちなみに、アメリカのスミソニアン航空宇宙博物館でレストアされた日本海軍の夜間戦闘機 「月光」 は17,249時間、ゼロ戦は 6,305時間、一番少ないのが 632時間のパイパーL4 (単発布張り機)です。
レストア前の状態の程度や機体の大きさ、また200年保存を考慮するとこのような時間になるのでしょうか。
わがNPO立航博のセスナ170のレストアは動態保存を目指しますが、いかようにかあらで!