垂直安定板の染色浸透探傷検査(ダイチェック)

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画像は57年前のセスナ機 (JA3014) 垂直安定板の胴体への取付け部です。 二つの穴にはボルトが通り胴体に締め付け固定されます。 ここは重要な箇所なので欠陥が無いかダイチェックを行います。 

①前処理、洗浄液でチェックする表面の汚れを落とす。
②浸透処理、浸透液を塗る。
③洗浄処理、余剰浸透液を除去(細かい部分を布で拭き取るのが大変) 
④現像処理、現像剤を塗る。
⑤検査、傷や割れに浸透した浸透液が吸い出され鮮明な赤色で現れるのを確認する。

今回は垂直尾翼の8箇所について行いました。 結果は前出箇所を含み全てOK。 しかし波板外板部に気になる箇所があったのでチェックしたところ、ものの見事に長さ7ミリの赤線が現れました(下の画像)
さて、この割れはどの様に修繕すればよいのか?・・・またまた参考文献と格闘です。