立川名物 『飛行最中』

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 立川の和菓子店 『松栄堂』 は陸軍立川飛行場が完成した数年後の大正13年、飛行場正門近くに店を開きました。 飛行機図柄の粋な包装紙に包まれた 「飛行羊羹」 はお土産などに大変重宝がられたようです。 戦後は商品に《飛行》の文字を使うのを自重してきましたが、空の都と謳われた立川のイメージを昭和40年頃から 「飛行最中」 で復活させました。 しかし、その 「飛行最中」 も数年前に販売を止めてしまいました。 残念ながらこれも時代の流れか後継者がいないそうです。
画像は東京の八王子市にある最中の皮製造所から頂いてきた 「飛行最中」皮型です。 ここも後継者がおらず三代続いた工場は終わりだそうです。 下はお話を伺いながらご馳走になったマユ型最中です (八王子は織物で栄えた)。
NPO立航博ではこの皮型を時代の証として大切に保存していきたいと思います。