物の怪の潜む

 オジさんは東京の北西、狭山丘陵にいた。 場所は狭山丘陵で一番奥深いところ、里山どころか深山幽谷、東京都から埼玉県へ抜ける山道をしばらく下れば何やらシャラシャラと豆を洗うような音が聞こえてきます。 さては妖怪 「アズキ洗い」 が出たかと近づけば小川に架かる縄竹橋が現れシャラシャラと水量豊かに東の狭山湖へ注いでいる様子。
このルートは全く展望はないが森林浴には最高、途中そま道が数本ありこれを辿ればどこへ行くのかなどこころ昂ぶるなか突然小さな滝も現れ、またカケスやサンコウチョウの歓迎もあります。 
 
カケス : 彩色きれいな少し大きな鳥で人の後を枝から枝へとついて来たり、興味深げにこちらを見ていたりし         ます。
サンコウチョウ : 黒をベースにした尾っぽの長い小鳥 ≪月,日,星ホイホイ≫ と鳴くのでこの名だそうです。
 
 狭山丘陵は東京の水がめなので開発されずに貴重な自然が今でも残されています (トトロの森もあり)  しかし丘陵で一番大きい 【入り (尾根に向う湿地帯)】 は民有地か某大学が購入し施設を建設しました。 以前この 【入り】 は近くの農家、農道、畑などと調和した和める風景が展開し上の稜線に立つと素晴らしい眺めでオジさんのお気に入りスポットでした。 
 
で、オジさんは妖怪を恐れながらも何故狭山丘陵をさまようのか?・・・・・それは、それは土地の古老が “昔の話じゃが、この丘陵には直ぐ南の陸軍多摩飛行場 (現米軍横田基地) から飛び上がりそのまま落っこちた飛行機がある〝 と言うのを聞いたからです。
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 ここは2本の支流が合流しています。 右方向が狭山湖イメージ 2
 土管が興ざめな小滝イメージ 3
 突然目の前に広がった人工物・狭山湖の水起点水路。 オジさんはここで尿意をもよおし爽快な (シャー)  ・・・・・ と、 “アッ! 一千万都民が飲んじゃう”  イメージ 4
 参考に、神奈川県丹沢キューハ沢に埋もれる飛行機の星型エンジンです。 さて、狭山丘陵では何を発見できるでしょうか。