昨日、EAA(自作機協会?)の月刊誌が届いた。 表紙を飾ったのはレストアが完了し、エンジン試運転を行っているノースアメリカン XP-82援護戦闘機の写真。 このレアな飛行機のレストアはアメリカのヒコーキ野郎に強い誇りを感じさせるのか、表紙はいつもの号の2倍の大きさ
第2次大戦後のアメリカでは無用となった大量の軍用機が放出され、ほとんどがスクラップになり建材などに姿を変えた。 奇跡的に残っていたこのXP-82を長年かけてレストアした人にも頭が下がるが、いつまでもこの飛行機を自分の手元に置き、保存したいと思っていた前オーナーで、貧乏ながらも志は壮大な人物がいた。
そう、以前にも紹介したウォルター・ソプラータさん、 当方初めて御大の顔写真を今月号の特集記事で見た、ボロを着てるがスティーブ・マックイーンさん似のハンサムな爺さんだ。
『幻の大戦機を探せ』 という本の中に紹介されているソプラータさんは世間から奇人・変人呼ばわりされてきたとあるが、 まともで、しっかりとした思想を持ち、実に敬服すべき人物です。 本当に偉いと思う
今、天国でソプラータさんは40年間手元に保存していた我が子のお披露目をどう見ているのでしょう
この特集記事の一文をご紹介します。
≪My main goal,before I pass on,is to teach as many young kids the skills needed to
not only obtain their A&P ticket,but, more importantly,help keep these vintage warrbirds, like the XP-82, flying for future generations to enjoy and cherish.≫
Tom Reilly
NPO立川航空宇宙博物館もこういきたいねェ