那須岳・草木の心と命

那須岳を巡るといろいろあります。楽しく山道を行っても時として悲憤を禁じ得ない場面に出くわします。

身体に釘を打ち込まれたモミの木。木の名を記した札が朽ちて釘が残っている。木の心知らずの人間の仕業。さぞ痛かったろうに、再度登山しクギヌキで抜いてあげました。

こちらは斬首され血を流す木。ポタポタとかなりの赤い樹液を流していました。        

  何の咎やら罪じゃやら・・・

草木は物言わぬ故に人間はやり放題で暴挙にいとまがないのです。我欲のため自然を冒とくし続け、自然界の一部として共存を問えば耳を貸さず 《今生の命 虚しからずや》