今日は何の日

 そう、80年前の今日(10月6日) はアメリカの小型飛行機 ミス・ビードル青森県淋代海岸よりアメリカ本土まで 『太平洋初横断飛行』 を成し遂げた日です。 現在この歴史的な飛行機は残っていませんが複製機がアメリカで造られ昨年日本に運び込まれていたようです。 先月この複製機は青森県三沢空港でお披露目飛行を行いました。
当初の計画では再びノンストップ太平洋横断飛行を行うつもりが 《資金難などの諸事情》 で断念したようです。お金の他の事情とは何か・・・日本の航空局か、千島上空を飛ぶルートなのでロシアとの調整難か、はたまた日本側の代理権問題か??? 飛行機の国アメリカではこのような試みにはスポンサーが付き大いに士気が揚るのですがねぇ “ヒストリー・チャンネルさん” ・・・・・残念ですがまたの機会となりますか。
ちなみに80年前の離陸時間に近い一昨日の朝6時、青森県三沢市の天気は晴れ、西南西の風、風速3m、気温8℃、条件の整った三沢空港の長い滑走路をバウンドもせず飛び上がった過過重の ミス・ビードル複製機 は機種を北東に向け根室沖を目指します。 根室地方の天気は晴れ南西の風、風速8m、最高気温15.4℃、露点温度4.1℃、 飛行高度は1000メートル。
カムチャッカ半島東に前日より発達した986ヘクトパスカルの低気圧が東に移動中。
この低気圧の影響を考慮に飛行しても雲中に入りキャブレターが凍結すればたちまちエンジンは止まってしまう。 しかし現代の気象観測技術や航法援助施設を利用するので ミス・ビードル 複製機 は今朝無事にアメリカ到着と相成ったことでありましょう。  めでたしめでたし  X  =  となれば良かったがねぇ。
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 アメリカの飛行場に胴体着陸した様子を模型で再現してみました。イメージ 2
 《到着した飛行場に集まってきた見物人》 ではありません。 以前、立川商工会議所主催のイベントにNPO立航博が出展した ミス・ビードル縮尺1/3の模型です。 翼幅は4メートルあるなり。