《 古の時を超え今も息づく行者道 》
那須岳にある御宝前はかつて信仰登山で多くの行者が登拝に登ったそうです。
以前、那須地人会では高湯山行者道と思しき山道を辿り湿地帯のヨシヤヂまで行きましたが、ここから不動沢への行道取付きがいくら探しても分からず・・・
ということで、今回は上から行きました。途中の中枝埼尾根から見た不動沢です。この右・左岸に行道はあるという。
ロープウェイ山頂駅と牛ヶ首を結ぶ山道にある21番標識から下方、弥陀ヶ原へ下り行道を探します。何本か道の痕跡があり画像の踏跡は牛ヶ首へ続いています。
前方の山は南月山です。
弥陀ヶ原をずっと下りて不動沢が深く食い入る2つの瘤まで地竹を漕いで行きます。前方の腰巻岩は天狗の鼻でしょうか?この下に行道は這い上がってくるのか・・・
ここ北の瘤から下方左に踏跡が視認できました。
大きく切り立つ南の瘤、この下に不動沢が急激に落ちています。
今回はここまでの確認としました。
那須岳の仙人の好み? 赤い美味しそうな実です。この辺が森林限界。
戻りはガンコウランの絨毯と奇岩の散在する弥陀ヶ原を21番標識まで登り、そのまま巨大な八間岩まで行道跡を直登し茶臼岳山頂へ向かいます。
帰る途中の中枝埼尾根です。コンクリートのU字講が散乱放置、那須岳には放置された人工物が多すぎます。
今回の回収ゴミ、時節柄マスクが多い。不動沢源頭近くでは沢に食い込んでビニールが埋まっていました。右の黒いの。