零戦模型

 今朝、立川市役所へNPOの法人市民税減免申請書を出しに自転車で市内へ向かえば、にわかに雨が降り始め急いで逃げ帰りました。 空を見上げれば凄い速さで黒雲が南西方向から進んできます。  戻ってみるとNPO立航博会員からファックスが届いていました。  内容はデアゴスティーニ社からシリーズで販売されている零戦の組立て模型についてのお尋ねです。                                             “ キットの中に 「表示棒」 という主脚用パーツがあるが何を表示するものか良く分からない?・・・主脚を翼から下げるとこの 「表示棒」 が翼上面に飛び出す機構のようなので、おそらく脚出し入れの確実性をパイロットが視認するためと思われる ”  と推測しています。 同時に送られた組立説明書を見ると 「④表示棒X1」 というパーツが載っていますが何用のためかの説明は無く初めて模型つくりに挑戦する人には戸惑いがあると思います。 せめて一行簡単な解説があればもっと楽しく作れると思いますが。 
で、早速NPO立航博の零戦資料をひっくり返し調べてみると、これは正式には機構式の 『脚位置指示棒』 で内側に夜光塗料を塗り夜間でも作動の状況を操縦席から確認できる装置です・・・・・≪ 脚柱回転軸ニ歯車ヲ附シ之レニ噛合フラック歯ニ依リ作動スル隠顕式指示棒ニシテ脚出シ時主翼上面ニ突出シ脚引込時翼内ニ引込ム ≫
また完全な脚出し脚入れ作動の終りは操縦席左にあるライトの点灯により示されます。
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イメージ 1画像はアメリカのサンディエゴ航空宇宙博物館で展示されている零戦で下はレストア中に撮った右翼です。 中央の棒状のものが 「脚位置指示棒」