思案

 NPO立航博は思案だらけです。 その一つがブログ、二日おきに飛行機に関しての記事と写真を載せるのですがこれが結構大変なのです。 ネタになるものを年中探せねばなりません。 今回はネタの思案をしてるうち零戦のエンジン取扱説明書に思案という文字を見たのを思い出しました。 と言うことで今回のタイトルは思案です。 
「榮發動機一一型 取扱須知」 という本の要目概要欄に ≪点火角度は三番シリンダーで計測する。 上思案点前22度≫ と書いてあります。 点火プラグから火花を飛ばすのに何を思案するのだろうか?
調べてみるとピストンが上下に動きクランクとピストンロッドが真っすぐ直線状になったところを思案点というみたい。
ピストンが最上位置で上思案点、最下では下思案点、現在は上死点、下死点と言うようです。
もし、ピストン上死点で火花を飛ばしたら爆発力が垂直にかかりクランクが回らないか、へたすると逆に回転してしまう恐れがある・・・・・と言う意味で回転方向を思案せずとも良いように栄エンジンでは点火時期を上思案点前22度としてるのでしょうか。 セスナ機も22度くらいだそうです。イメージ 1  画像はメッサーシュミット3輪車のエンジン部です。 このエンジンは正に思案のエンジンで前進時はプラグの点火を思案点(前)にし、バックする時は思案点(後)に切り替えて行います。 即ちエンジンの回転方向を逆にするのです。 
ここでオジさんはオシッコに行きたくなりました。 ブログを終わらすか便所に行くか天下分け目の思案点なり・・・・・“ああー!もれちゃうぞう”