狸にでも化かされろ

今日のニュースを聞いて著名なジャーナリストが言及している《この国の司法(裁判)と教育は死んだ》というのは正にその通りとだと感じました。まだ一審なので何か意図するものがあるのかも知れませんが、それにしても日本は《ズルくて、そのくせ弱くて、お金だけ》の国になりました。総じて怒ることもできないインポン国です。政治家は体面を飾っての犬の遠吠え、そんなに良い子ぶりたいのか。狸の方がよっぽどましだと言うことで、今回は那須野が原の狸(狢・ムジナ)についてのお話です。

那須を紹介した古い本によると、この地で化けるものには九尾の狐のほか狢(ムジナ)がいるそうな。狢は唐箕(とうみ)を借りに来たり、大入道、普賢菩薩、東京の赤阪辺りではぬっぺらぼうにも化けた(小泉八雲短編の狢に詳しい、狸穴・まみあななんて地名もあったっけ・・・)                            それで、那須地人会では狢に会いに本で紹介された『狢塚』を探しに行きました。地元の古老に教えてもらい3度目でやっと発見。

大深堀地区から山に向かい谷を遡りやっと発見した『狢塚』

狢はいるかと頂に登る。何だか変な雰囲気で天気もにわかに悪くなる、これは狢に化かされていると思い早々に山を降りました。

ところ変わって、ここは黒磯の町。ぬき食堂とはこれいかに? 人間の(間)の字を抜いて間抜けとするのか(腑)を抜いて腑抜けとするのか、それとも大事な玉を抜かれるのか?、ここは宦官所か・・・。

横に回れば『たぬき食堂』とあり、狸がたぶらかしたのでしょうか。

店の横の看板、今時『めし』の看板とは珍しい。どんなもの食わすのかと興味がわきます。出てきた店の年増の女将はさすがに若く化けれずで、店は5年前に閉店しましたとさ・・・♬出~てこい、出てこい、出てこい、お話し出てこいドンドコドン,ポンポコポンのポンポコポン。

これで今日のお話はおしまい。