《那須地人会》今年の抱負

那須地人会では昨年は地元栃木県の那須岳の伝承、伝説を伝える場所を探索しました。しかし既に地元の人も知らなかったり、場所の特定が甚だ困難であったりと課題として残ったものがあります。今年はもう少し予備知識をと考え図書館で情報を求めました。

図書館から借りてきた本です。24年前出版されましたが驚くべき数の登山記録が載っています。筆者の方はこの時点で1000座登頂したそうです。

参考になったのは登山道のない山の取付き方法など当方の山探索における困難事案と重なる部分です。それと天気の悪い土砂降りでも登山敢行する気概に敬服します(遭難の可能性もありそうですが)

特筆は北温泉の西、飯盛山(めしもりやま)から鬼面山(鬼ヶ面山)を経て朝日岳毘沙門岳)への登頂記録です。登山道の無いこの山域は猛烈な地竹(高さ3mを越すチシマ笹)の密集地、一度奥に入り込んだら二度と出れない位の凄さと危険を伴います。そこを経験と度胸でルートを開きながら進んだようですが、途中で戻るのは却ってリスクが大きいと判断されたと思います。

那須地人会では伝承、伝説の探索登山なのでこの途中の坊主沼にいる一丈(3m)もある《ゐもり》を今年は探しに行きます。