飛ぶ仲間 : アブロ・バルカン爆撃機

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アメリカの航空雑誌「AIR CLASSICS」新年1月号に去年10月、10年の年月と莫大なお金をかけレストアされたアブロ・バルカン機が再びイギリスの空に舞い上がったと載っています。沢山の浮き沈みがあったが飛ばすことをけして思いとどめず、このクラシックな4発ジェト機を大きな問題も無く34分間飛行させました。今年の航空ショーではこのユニークでノスタルジックな姿を見ることが出来るようです。
画像は24年前テレビの映像を撮ったものです。字幕は“40機が合計6万9,OOOポンドで売れたと聞いて驚きました”(シャーズビー議員), “英空軍には130機あるが1機2,000ポンドで売れれば結構な収入さ”(買い主のライトさん)と読めます。今回飛んだのはこの中の1機でしょうか?
飛行機のレストア王国アメリカでは双発のコンベアー240輸送機の飛行が近づいています。これらの 「Old Bird」 の保存は次の世代に受け継ぐためと書いてあります。
欧米の飛行機関係者は古い飛行機を価値が無いとはけして考えていません、古いものにはそれなりに子供も大人も魅了する何かがあるからです。レストアをする人も古い飛行機を操縦する人も大きな誇りを持っています。こと日本ではなかなか理解されていません。このままでは次世代に受け継ぐものが気がつけば何も無いなんてことになるでしょう。