ちなみにこの飛行機のお値段は当時 (66年前) で4千6百万円、現在では付加価値が付いて6億円とか。
それにしても飛ばすための維持費、これまた大変な金額になると思います。 その一部資金獲得のため観客に体験飛行も提供していて30分600ドルからあるようです。
さて、こちらは日本のNPO立航博の話・・・・・
以前、横田基地の軍人で飛行機の検査官資格を持っている人が見学に来たついでに保存してある1952年製造のセスナ機を細部まで点検し言いました。 “このセスナ機は、まだ飛ばすことが出来る状態です”
これを聞いて立航博は大喜び “早速レストアを行い日本一周飛行をやろう” “それにはまずスポンサー探しからだ” “航空ショーに参加して運営資金を稼ごう”
ということで始まったセスナ機のレストア、こういうのを ≪取らぬ狸の皮算用≫ と言うのか、現実に打ちのめされることになるのです。
≪レストアは分解から≫ ・・・ 後部胴体内を見れば鋼線が3本くねっている、これを前後に引っ張って動かし方向舵と昇降舵を作動させるみたい。
このセスナ機は床に大穴が開けられています。 このお釜の穴を回避し鋼索のルートが変更されているのです。 部品便覧を見るとオリジナルは真っすぐに通っていますが、こちらは曲がって迂回するために滑車を取付けルートを変更しています。 この滑車が狭い床下に沢山あり手も入らず外し方が解りません。
これでは何時になったら完成することやら・・・・・。
≪狸もいないのに皮算用≫ てことか。