セスナ機のレストア

 青木航空が57年前アメリカから輸入したセスナ機の復元塗装が終わりました。 といってもしっぽの部分だけですが・・・・・画像最下これがオリジナルの彩色です。 
 ここまでを総括してみると尾翼だけでも当時の姿に戻すことは容易なことではありませんでした。 少ない記録や資料からは明確な色、ロゴマークの形、ストライプの寸法は分からず推定となりました。 また、構造部の腐食除去及び損傷部の処置などを行うには何を基準にするのか、 これらを勘案し動態保存か静態保存かどちらを念頭に進めるか、その根拠となるのは何か等々があり・・・・・いずれにせよNPO立航博では米軍規格遵守を基本に進めていくつもりです (しかし米軍規格品は日本ではなかなか手に入りにくく高価なのです)
 現在、飛行機も仕上げはウレタン塗料が多く使われ、また下塗り塗料も改良されています。 青木航空のセスナ機は当時と同じ方法で防腐食処理を行い仕上げはラッカーを塗りました (既に生産されてないものもあり当時のままの復元は難題がいっぱいです)
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紺の原色と白を混ぜオリジナルの色に近づける。
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方向舵へ調色したペンキを吹き付ける。
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覆いのビニールを注意しながらはがす。
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レストア前。
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レストア後。 後は少しの修正と磨きです。