ストップ・ホール

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ドラえもんの「ひみつ道具」の名前みたいなストップ・ホールとは飛行機の損傷部修理前の処置の一つで、割れが生じた場合その先端に穴を開け割れの拡大を防ぎます。 NPO立航博が始めた57年前のセスナ機のレストアでも垂直尾翼に数箇所ストップ・ホールを開けました。 
さて、どのような基準で穴あけを行ったか・・・入手した本に飛行機整備士のバイブルと言われている「AC43」という基準書があり、この中にその方法が示されていました。 
割れの先端に3/32または1/8インチの小穴を開けると書かれており、これらをミリに換算すると2.4と3.2ミリになります。 今回は部材の板厚を考慮して2.4ミリの穴を開けました。
下の画像は参考にした「AC43/航空機整備作業の基準」と穴あけ工具です。