飛行機のレストア

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 NPO立航博が保存してきた57年前の小型飛行機、 (元)青木航空所有セスナ170型機・尾翼のレストアを始めて3ヶ月たちましたがなかなか進みません。 ペンキはがし→腐食の除去→損傷部の処理→表面磨きと進みました。 やっと次は 『化成皮膜処理』 というのを行います。 ここで復元保存の方法についてですがアメリカのスミソニアン航空宇宙博物館の200年保存目標 (この場合 、静的保存) を尊重しながらNPO立航博では従来実用機に行っている方法でやってみます。 
作業書によると化成皮膜処理とは金属表面に科学的に酸化膜を作り耐食と塗料の密着性を良くするとあります。 アルミ合金にはアロジンというのを使います。 
画像はアロジン処理を行ってみたジュラルミンのテストピースです。

アロジン粉末3グラムを水100ccに溶きテストピースを5分間浸します。 右が処理後水洗したものです。