最近NPO立航博がレストアしている(元)青木航空のセスナ機を見て、通り掛かった人が寄ってくれる様になりました。 おとといは年配の男性がこの飛行機は 【ビラ撒き】 をしていたと教えてくれました。 この人は青木さんは同じ部落だったので良く知っているとの事でした。 また今日はセスナ機の胴体に書かれた 『青木航空』 の文字についてこれまた年配の女性に尋ねられ説明すれば何とこの人の両親の仲人は青木さんだそうで、また青木さんの末弟とは同級生でもあり、この文字を見ると青木春男さんを思い出すと、しきりに感慨深げに話してくれました。
左は青木春男さんの親族の方から提供頂いた60年前の写真。 オジさんが考案したインチキ四角測量法で撮影角度を斜め前方60度からと判断、それを正面図に投影し胴体の同じ位置に 『青木航空』 の文字を書き入れたました。 右はこれを同じ斜め前方60度から撮ったものです。 素人が書き入れたものとしてはまあまあと思います。
レストアの順序として文字入れやストライプの塗装は最終段階に行うのですが今回はこの飛行機について地域に人により早く知っていただくため文字を最初に書き入れました。
(注) 【ビラ撒き】・・・昔、小型機を使い宣伝用のビラを空中より撒きました。 沢山のビラがパッと飛行機の後
方に広がり子供たちは夢中で拾いにいきました。 しかしチラチラと舞い中々地上に降り てきません。 ほとんどが白い紙に赤いのが入っていたりとすると飛び出した子供たちの 争奪戦、このように危険なのと町を汚すのとかで今は無くなりました。
《航空史を検証する航空博物館の必要性は如何に?》