那須岳・作業道探索

以前、古物市に行ったところ見向きもされず売れ残った本の中に90年前出版されたボロボロの本がありました。パラパラめくってみると那須野が原について詳しく述べられており那須岳については手書きの地図も添えられ現在の案内書に無い昔の様子が窺えます。興味を強く惹かれたので買う決心で値段を見れば・・・壹圓七拾銭とある。

この本にはかつて那須岳にあった硫黄鉱山の様子や新山(坑掘)へ行く道の記述があり、那須地人会では先日、新山ルートの探索に出かけました。

峠の茶屋駐車場(鉱山の精錬所があったらしいところ)から北の明礬沢へ下り、上流へ遡行します。最初に出会う滝、ここを左に高巻いて・・・

第二の滝です。この直前左岸あたりを朝日岳から引く石楠花曽根へ登り、乗っこして下がれば毘沙門沢に至りここに新山があると書いてあります。

本に書かれているのは90年前のこと、新山へのルートは既に生い茂る地竹に覆われ確認はできず、今回はここまでにしました。