飛ぶ仲間:三式戦/飛燕(ひえん)・・・その8

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画像は以前、埼玉県の旧所沢市役所に展示されていた飛燕のエンジンです。逆さまになっているのでバルブの作動機構が良く分かります。液冷倒立V-12気筒でOHCクロスフロー型、 1,100馬力です。
各バルブに対するロッカーアームにはコロが付いていたりタペットがバルブステムに接触する部分は何と自在になっています。ここまで精緻に消耗の激しい戦闘機のエンジンに求めるか、やはり元がドイツのダイムラーベンツのエンジンだからでしょうか。ちなみにアメリカのP-51ムスタング戦闘機のマーリンエンジンはバルブの押し下げはカムが直接ロッカーアームに接触しています。