航空三水会

 おとといオジさんは東京の新橋へ行ってきました。 皆さんは 『航空三水会』 をご存知でしょうか、戦後の日本の航空業界を60年近くに亘り支え発展させてこられた方々の懇親会です。 今回、幹事の方のご配慮により特別に参加させていただきました。 幹事さんとは新橋駅改札前で待ち合わせて会場まで案内していただきました。 途中、旧青木航空の事務所があった建物、それぞれ著名な会社のビル、58年前のラヂオ番組 「君の名は」 で有名となった数寄屋橋方向等々航空部門だけでなく、他も生き字引のような方でした。 さて、お集まりの各航空関係で重要な職責をつかさどる立場におられた方々のお話は専門的で難しく浅学なオジさんには良く分かりませんでしたが、お酒が進むにつれ皆さんが悲喜こもごもの人生を歩まれてきたのが分かりました。           ≪日本が優秀な技術を以てしてもかつてのような航空ニッポンを再現できないか≫・・・≪一例としてヘリコプターの開発技術はヘリ先進国にもけして劣らずではあるが、他縛と自縛によりみすみす世界にその販路を閉じている≫・・・≪言われて久しい 『技術立国ニッポン』 特に今後内需が見込まれない航空産業は外へ矛先を向け・・・と言うと直ぐに 【武器輸出3原則】 云々が立ちはだかる≫ だそうです。 40年前当時と違い、また憲法改正でもないのですからそろそろ国益のために解釈を改めても良いのではないかと思います。                 【ヘリコプターは軍用に転用されるから武器と解釈する】 これですと輸出された日本製のウルトラ・ライト機にライフル銃1丁積んでも [武器である] との解釈になります。 
以前、旧日本陸軍機のハ-115というエンジンをアメリカに貸し出したことがありましたが当時の通産省はこれは 【武器】 であるとして国外へ出すのを拒んだ経緯があります。
以上は今後の課題として日本の偉いお方々に考えていただくとして、 垂直離着陸機オスプレイの小型民間型ベル・アグスタBA609はヘリよりも速く、そして航続距離も長いので今後はビジネス機としても、救難機としても注目される飛行機です。 我が日本の航空機メーカーもリーダーとして参画してほしいものです。 機体価格、運行コスト、エンジンの減音、技術革新による性能アップ、安全性どれをとっても日本人の知恵と技術でクリアできるでしょう。 そのためにもまず国が自らによる自縛をほどかねばなりません。

画像は当日航空ニュース社特別顧問の方より頂いた 『航空ニュース・特集版』 です。 アメリカのヒューストンで開催された 【HELI-EXPO】ヘリコプター博覧会 が紹介されています。 

イメージ 1