今を去る８５年前の新聞に朝日新聞社の飛行機 『初風』 と 『東風』 の２機がヨーロッパ親善飛行を実施、 ≪世界に冠たる完全な成功≫ とその壮挙を称える記事を載せています。 
今日の東京立川は山背のせいかどんよりと雲に覆われ肌寒くオジさんはジャンパーを着ています。 ヤマセは東風 （こち） とも言うそうで “ 東風吹かば匂い起こせよ・・・・” のこちで春の季語か？ 飛行機の 『東風』 は （こちかぜ） です。 新聞によるとフランスから輸入された２機のブレゲー１９は組み立てを立川飛行場で行い、その後代々木練兵場からヨーロッパへ向け出発しました。 ２機の飛行機の命名は飛行機の宮様、山階宮武彦王殿下が飛行場の朝日新聞社格納庫前で行っています。
この１２年後には機体もエンジンも純国産の 『神風』号 が立川飛行場を飛び立ち長駆イギリスのロンドンまで記録飛行を行っています。
