小手指ヶ原の戦いに勝ち勢いを増す新田軍の話を聞き、奮い立ったオジさんは風雲 『横田城』 を攻めるため扇町屋に投宿している八王子千人同心に現地状況を尋ぬれば・・・・・狭山丘陵越えの裏ルートを使えば気が付かれずに兵を集結させられると教えられ、いざ出陣と相成りました。
鎧兜 (よろい甲虫) を身にまとい奥方に出陣の挨拶です (ちなみに、かぶと橋・橋脚上の奥方の大きさは2m位あり)
“ それではこれより出陣にござる、留守をお願い申し上げ候 ” “ しかと承り候、ご活躍をお祈り申し上げ候 ”
さて 『さいたま緑の森博物館』 を出発、御判立 (ごはんだて) の分岐へ夜のうちに兵を進め夜明けと共にまず 『横田城』 の出城を攻め落とし、その後すかさず本丸を攻略その勢いを持って鎌倉まで・・・・・は行きません。
御判立分岐を右にとり兵を進めれば標高205mの狭山丘陵最高地点に到達。 何やら五層の望楼が目の前に現れ “ これが出城か?バテレンの発明した煉瓦とやらで構築しておるわい ”
すると “我に先陣を!” “我に殊勲を!” との声が上がり・・・・・“まぁ待て、おぬしらは本戦においてお手柄を立てよ” とオジさんは抜剣し一気に階段を駆け上がり高さ13mの屋上に踏み込めば、もぬけの殻、眼下に広がる360度の展望は東に新宿副都心の高層ビル西は秩父,奥多摩の山々が大きく迫り暫し合戦を忘れて景色を堪能しました。樹海の先が横田基地方向です。 ここはオオタカの生息地として保護監視活動が行われています。